【工務店向け】おすすめクラウドツール5選!比較ポイントも解説

【工務店向け】おすすめクラウドツール5選!比較ポイントも解説

近年は、クラウドツールを導入する工務店が増えてきました。
クラウドツールを活用すれば、顧客管理や施工管理などの業務が効率化できます。
原価や出入金の管理、見積作成など、金銭が絡む業務も正確に行えるようになるのがクラウドツールのメリットです。

本記事では、工務店向けクラウドツールの特徴、各製品の比較ポイントなどを解説します。

工務店向けクラウドツールとは

工務店向けクラウドツールは、文字通り、工務店の業務に特化したクラウド型のツールのことです。
顧客管理、施工管理、原価管理、見積作成などといった豊富な機能が搭載されており、効率良く業務を進めることができます。

インストール型との違い

工務店向けのツールは、おおまかに分けると、クラウド型インストール型(オンプレミス型)の2種類があります。
クラウド型は、クラウド上で利用できるツールのことです。

クラウドツールは、インターネットへ接続できる環境とパソコンがあれば、どこからでも利用できます。
モバイルに対応したクラウドツールを選んでおけば、スマートフォンやタブレットでも利用できます。
営業先やWi-Fi設備が整っていない工事現場でも利用しやすいでしょう。
リモートワークやテレワーク用としても活用できます。

クラウド型の特徴

クラウド型は、専用サーバーの設置、ソフトウェアのインストールなどの手間やコストがかかりません。
スピーディーに導入しやすいのがクラウドツールのメリットです。

インストール型の特徴

インストール型は、専用サーバーの設置が必要となるため、導入コストが高くなります。
ソフトウェアのインストール、ハードウェアの購入などの準備も必要なため、導入までの期間が長くなりやすいのがデメリットです。
ただ、専用サーバーを使用するため、カスタマイズ性やセキュリティ性に優れています。

近年は、クラウドサービスの認知度が高まったこともあり、クラウド型を選ぶ工務店が増えつつあります。
低コストでスピーディーに導入したいのであれば、まずはクラウド型から検討してみてはいかがでしょうか。

クラウドツールで効率化できる工務店の業務

クラウドツールを導入することで、効率化できる業務は以下の通りです。

顧客管理

多くのクラウドツールには、顧客管理機能が用意されています。
この機能を活用すれば、年齢、性別、社名、商談記録といった顧客情報をわかりやすく整理して、一元管理が可能です。

検索機能を搭載したクラウドツールを導入すれば、必要な情報がすぐに取り出せます。
顧客からの問い合わせにもスムーズに対応できるようになるでしょう。

クラウド型の顧客管理システムとは?無料システムおすすめ6選!

施工管理

クラウドツールを導入しておけば、時間や場所を問わずに施行管理ができるようになります。
たとえば、クラウドツールを使って現場の従業員に作業進捗の入力を任せてしまえば、担当社員がわざわざ現場へ出向く回数が減らせます。
担当社員の負担軽減にもつながることでしょう。

施工管理はどんな仕事?資格取得のメリットとは

原価管理

エクセルや紙ベースで原価管理を行っていると、記入漏れや入力ミスなど発生しやすくなります。
クラウドツールを活用して原価管理の流れをシステム化すれば、人的ミスが減って正確に処理できるようになるでしょう。

原価管理とは?メリットや効果的な管理方法をご紹介

見積作成

クラウドツールに搭載されている見積もり作成機能を利用すれば、スピーディーに見積書が作成できます。
正確な見積もりができるので、顧客満足度アップにもつながっていくことでしょう。

工務店の見積管理方法とは?重要性やポイントについて解説!

出入金管理

クラウドツールを導入すれば、入出金の流れを正確に把握できます。
担当者が出入金の処理をうっかり忘れた場合でも、クラウドツール上ですぐに確認できるため、素早く対処が可能です。
クラウドツールがあれば、請求漏れや入金漏れなどといった重大なミスを未然に防げることでしょう。

支払管理とは?ソフトを活用し効率化しよう!

工務店向けおすすめクラウドツール5選

一口にクラウドツールといっても、いろいろな製品があります。
どんなツールを選んだら良いのかわからないという方もいるかもしれません。

ここでは、工務店におすすめクラウドツールを5つご紹介します。
各製品の特徴、搭載機能、価格、体験版の有無などをよく比較したうえで、最適な製品を選んでみてください。

アイピア

アイピアは、弊社が提供している建築業向け業務管理システムです。
多くの工務店やリフォーム会社で導入されており、98%以上の高い継続率を誇ります。

建築業やリフォーム業の効率化を実現できる機能が揃っており、さまざまな業務を一元管理できます。
さらに、各社に合わせたカスタマイズにも対応可能です。

特徴 ・顧客管理、見積作成、工程管理など建築業務に必要な機能をまとめて搭載
・画面レイアウトやボタン配置がわかりやすく、ストレスフリーで操作できる
・メールや電話によるサポートのほか、操作マニュアル、動画マニュアル、リモート研修など手厚い支援体制
価格 ・ライト:初期費用132,000円、月額11,000円(税込)
・ベーシック:初期費用462,000円、月額22,000円(税込)
・プロフェッショナル:初期費用561,000円、月額33,000円(税込)
体験版 無料体験デモ版あり

工務店クラウドEX

工務店クラウドEXは、株式会社ダイテックが提供する地域工務店向けクラウド型基幹業務システムです。
営業や商談管理、見積作成、工程管理、アフターサービスなどさまざまな業務の効率化に役立つ機能が揃っています。

特徴 ・カスタマーサクセスの専門部署が運用開始まで徹底サポート
・顧客台帳、工事台帳、完成工事月報や仕掛工事月報などさまざまな資料の出力に対応
・見積もり、実行予算、発注計画、検収までの一連の流れをデータ化して一元化できる機能を搭載
価格 お問い合わせ
体験版 お問い合わせ

オアシス

オアシスは、株式会社建築資料研究社が提供する建築業界向けの顧客管理システムです。
工事管理、見積作成、アフター管理など、さまざまな業務に対応した機能が揃っています。

特徴 ・顧客管理、原価管理、アフターメンテナンス管理など工務店で必要な機能を一通り搭載
・修理依頼、クレーム管理、定期点検時期なども一元管理可能
・オプションを追加すれば会計ソフトと連携できる
価格 お問い合わせ
体験版 お問い合わせ

ダンドリワーク

ダンドリワークは、 株式会社ダンドリワークが提供するクラウドツールです。
1人に対して1IDが付与されるため、顔の見える運用が実現できます。

特徴 ・直感的に操作可能なインタフェース
・現場情報管理、工程表管理、検査、コミュニケーションなど豊富な機能を搭載
・専属サクセスチームによるフォロー体制
価格 初期費用20万円~、月額利用料19,800円~(要お問い合わせ)
体験版 お問い合わせ

建て役者

建て役者は、株式会社システムサポートが提供する建築・リフォーム業界向けクラウドツールです。
商談からアフターフォローまでの流れをすべて一元管理できます。
基本機能のほかに、オプション機能がいろいろと用意されており、自社に合わせたカスタマイズが可能です。

特徴 ・顧客管理、商談管理、工程管理、発注書作成など豊富機能を搭載
・24時間365日の監視体制、ISMS認証取得など徹底したセキュリティ対策
・専門性の高い技術者集団によるサポート
価格 ・ライト:初期費用33,000円~、月額料金4,400円~(税込)
・スタンダード:初期費用385,000円~、月額料金44,000円~(税込)
・プレミアム:初期費用638,000円~、月額料金88,000円~(税込)
体験版 デモサイトの無料体験あり

工務店向けクラウドツールの比較ポイント

最後に、工務店向けクラウドツールを導入する際に、比較しておくべきポイントを4つ紹介します。

機能

工務店向けクラウドツールを比較する際には、機能をよく確認しておきましょう。
搭載機能は製品によって異なります。
自社にとって、本当に必要な機能が揃っている製品を選ぶようにしてください。

費用

コスト面も重要な比較ポイントです。
クラウドツールを利用する際には、月額費用を支払わなくてはなりません。
そのほかに、初期費用、オプション料金、サポート費用などがかかることもあります。
事前に業者から見積書をもらい、よく比較しておきましょう。

セキュリティ

クラウドツールには、重要な情報を入力しますので、セキュリティ対策がしっかりしている製品を選んでおきたいところです。
万一情報が漏れてしまうと、顧客や取引先に迷惑をかけてしまいます。
自社の信頼を失ってしまったら、業績にも大きな影響が出てしまうことでしょう。

安心して利用するためにも、万全のセキュリティ体制が整っているかをよく確認してください。

サポート体制

サポート体制も各社によりけりです。
電話、メール、リモートなどでサポートを行っている会社が多い傾向です。
きめ細かなサポートを求めるのであれば、建築業界や工務店の業務に詳しいサポートスタッフがいるどうかも確認しておくと良いでしょう。

一元管理が可能!『建築・リフォーム業向け管理システム アイピア』

建築業向け(リフォーム・工務店)管理システム アイピア

アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。

まとめ

工務店向けクラウドツールを導入すれば、顧客管理、施工管理、見積作成などの業務が効率化できます。
クラウドツールはインターネット環境が整っていれば、基本的にどこででも利用できますので、リモートワークの実現にも活用できるでしょう。

工務店向けクラウドツールの比較ポイントは、機能、費用、セキュリティ、サポートの4つです。
各製品をよく比較したうえで、自社にとって本当に使いやすいクラウドツールを選んでください。

執筆者情報

関連記事

  1. 土木施工管理技士とは?仕事内容や試験の内容を詳しく解説

    土木施工管理技士とは?仕事内容や試験の内容を詳しく解説

  2. 工務店の見積書の書き方とは?役割や作成の際の注意点を解説

    工務店の見積書の書き方とは?役割や作成の際の注意点を解説

  3. 貸借対照表とは? 各項目の詳細や見方をご紹介します!

    貸借対照表とは? 各項目の詳細や見方をご紹介します!

  4. 工程表システムとは?選び方やメリットをご紹介

    工程表システムとは?種類やおすすめをご紹介

  5. 施工要領書とは?基本概要やポイントをご紹介

    施工要領書とは?基本概要やポイントをご紹介

  6. ガントチャート工程表とは?目的やメリットについて解説!

    ガントチャート工程表とは?目的やメリットについて解説!