帳票の整理に時間がかかってしまい、もっと効率的に行いたいと考えている建設業者も多いのではないでしょうか。
電子帳票をいざインターネットで調べてみると、多数のシステムが出ていてどこを選んだら良いのかわからないかもしれません。
さまざまある中でも、多数の企業から支持されていて使いやすいものを厳選して10選ご紹介していきます。
メリットが選び方を参考にしながら、自社に合ったものを選びましょう。
電子帳票システムとは
普段から建設業では欠かせない、見積書や請求書などの帳票をデジタル化してくれるツールを電子帳票システムと言います。
これまでは、自分たちで電子帳票を手作業でエクセルに入力し、それらをPDFにしてメールで送るなどといった手間がかかっていました。
郵送の場合は用紙を封筒に入れて、ポストまで行って送るという手間もありました。
電子帳票システムを使えば、保管や管理のほかにさまざまなシステムとも連携ができ、一気に業務を効率アップさせることが可能です。
建築業で電子帳票システムが必要な理由
建築業では、さまざまな取引先と請求書や見積書をやりとりしますので、一つずつさまざまな工程を経ていては膨大な時間がかかってしまいます。
さらに、紙で帳票を作る際には、そのための用紙を準備してインク代、プリンター、コピー機などさまざま準備するためにコストがかかっています。
少しでも経費を抑えて、売上を増やしたいと考えるのではないでしょうか。
建設業でも電子帳票システムを活用できれば、紙やインク、郵送代を減らせます。
さらに、経理事務員の負担も減るため一石二鳥です。
電子帳票システムの機能
電子帳票システムには、さまざまな機能があります。
まず電子帳票作成機能では、必要なものを取り出して自社で希望通りのレイアウトやフォーマットを作れます。
これまでは思うようにレイアウトができませんでしたが、電子帳票作成機能は自動データの連携も容易に可能です。
エクセルの帳票出力だけでなくPDFやHTMLの帳票出力もできます。
電子帳票管理機能も付いていて、従来の紙とは異なり帳票を電子化もできます。
紙の時のようにファイリングして、保管場所に置く手間が省けて効率的です。
おすすめ電子帳票システム10選
電子帳票システムは一見すべて同じように見えますが、サービス内容は異なります。
ここからは、実際使っている企業からも評判の良い、おすすめの電子帳票システムを10選紹介していきます。
楽楽明細
特 徴
- 経理担当が1名しかいない時も導入が簡単で使いやすい
- 帳票データのCSVまたはPDFをダウンロードするだけ
- 機能が充実していてサポート体制も充実している
- システムが苦手でも操作が簡単で直感的操作が可能
環境 | クラウド型 |
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価格 | 初期費用100,000円~ 月額25,000円~ |
体験版 | あり 無料デモ依頼も可能 |
i-Reporter
特 徴
- 普段使っているエクセル帳票からそのまま移行でき簡単
- 現場へ操作の説明なく直感的に理解ができる
- 豊富なデジタルインプットでミスのない入力が可能
- シームレスに現場につながり報告書作成がスムーズ
環境 | クラウド型 インストール型 |
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価格 | クラウドプラン37,500円~ 自社サーバープラン買い切り900,000円 サブスクリプション版37,500円~ |
体験版 | 無料トライアルあり |
活分Report Manager
特 徴
- 帳票が出力されたらすぐに自動転送できるため改ざん防止ができる
- 満期処理もでき自動で帳票も破棄ができ労力も減らせる
- 外出先でもタブレットが利用でき便利
- 多彩な検索でデータ活用も促進でいる
環境 | お問い合わせ |
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価格 | お問い合わせ |
体験版 | 無料評価版ダウンロードあり |
Create!Form
特 徴
- マウス操作で簡単にレイアウトができて使いやすい
- PDFやHTML、クラウドなどさまざまな環境で使える
- 監視フォルダやパラメーター取得も可能
- ユーザー管理もしやすく印刷実行履歴も一元か管理ができて便利
環境 | クラウド型 |
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価格 | お問い合わせ |
体験版 | 最新版を無料で30日お試しあり |
Paples
特 徴
- 帳票作成、帳票出力、電子保存の3つの運用がワンパッケージでできる
- プリンター以外にもPDF化など統合的な帳票基盤として活用できる
- 多言語帳票も簡単に作成可能
- 表示方法もグラフでもできタブレット活用にも対応している
環境 | オンプレミス型 |
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価格 | お問い合わせ |
体験版 | お問い合わせ |
e-image
特 徴
- これまでよりも帳票の保管やプリンターのコストを削減可能
- オフラインでも帳票利用ができる
- 帳票の検索も電子保管で効率アップできる
- 導入や運用が容易で誰でも使いやすい
環境 | オンプレミス型 |
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価格 | お問い合わせ |
体験版 | あり(お問い合わせ) |
oproarts
特 徴
- 自分たちが使いやすいように完全自由設計
- 設定レベルで連携したクラウドサービスと簡単につなげられる
- テキストも簡単で迅速にストレスなく出力可能
- 請求書発行や郵送業務も解決できて工数削減も可能
環境 | クラウド型 |
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価格 | 月額30,000円~ |
体験版 | 無料トライアルあり |
ナビエクスプレス電子帳票ソリューション
特 徴
- 月々の発送コストを大きく削減ができて人件費や運用保守費もカット可能
- 送付業務を減らし人的ミスも減らせる
- 紛失などの情報漏洩リスクも回避可能
- 現在使っている領収書などのデザインを変えずに使用可能
環境 | クラウド型 |
---|---|
価格 | お問い合わせ |
体験版 | お問い合わせ |
FiBridgeⅡ
特 徴
- 高速で変換や検索を行い動作でストレスを与えない
- 強固なセキュリティを使用していて運用管理も安心
- オプション機能も充実していて使いやすい
- さまざまな帳票移行方式にも対応している
環境 | お問い合わせ |
---|---|
価格 | お問い合わせ |
体験版 | お問い合わせ |
Concur Invoice
特 徴
- 2方向3方向の自動照合ができて見落としなく請求書・発注書の作成ができる
- レポートで事前に支出を可視化できる
- 高度な分析レポート機能なオプショナルサービスも充実している
- 請求書処理に対する要求に合わせて製品を選べる
環境 | クラウド型 |
---|---|
価格 | お問い合わせ |
体験版 | お問い合わせ |
建築業で使える帳票作成システムはこちら
電子帳票システムのメリット
電子帳票システムを自社にも取り入れれば、さまざまなメリットがあります。
どんなメリットがあるのか紹介していきます。
コストの削減
電子帳票を新たに導入するとなるとコストがかかってくるため、悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には長期的に使用していけば、コストの削減につながります。
これまで当たり前のように購入していた用紙や印刷のインク代、コピー機本体や電気代などさまざまなものが必要なくなります。
最初に導入したばかりの時点では実感がなくても、数ヶ月使っていくうちに実感できるでしょう。
年間単位で考えると、思っている以上のコスト削減につながります。
メールではなく郵送を利用していた場合、切手代や封筒代もコスト削減できます。
人為的ミスや災害のリスクの削減
うっかりミスだけでなく、帳票を意図的に操作することも防げます。 管理者と利用者の操作権限も与えられるため、何かをごまかすために改ざんすることも難しくなります。
ほかにも、日本では地震や洪水などが起きやすく、災害のリスクも高いです。
紙の場合、すべてがなくなってしまう可能性もありますが、電子帳票管理システムであればリスクを回避できます。
何かがあっても、バックデータがあるため安心です。
業務効率化
これまで当たり前のように行ってきた手作業を、すべて電子帳票システムが行ってくれます。
データ入力や郵送の準備の時間を、別の業務にあてられます。
さらに、宛先や間違った資料を送るなどのミスも起きなくなり、効率的です。
希望に合わせてレイアウトはできるため、企業に合わせて使うことができて業務の効率もアップするでしょう。
業務効率に関する記事はこちら
電子帳票システムの選び方
自社に合っていて使いやすい電子帳票システムを選べるように、どのようなポイントを押さえておくと良いのか紹介します。
自社のシステム環境に適しているか
どんなにさまざまな機能が付いていて魅力を感じても、自社として使いにくいと感じてしまったら意味がありません。
効率も思ったようにアップさせられず、紙で管理していた時とさほど変わらない状況になってしまうかもしれません。
まずは自社の環境に合っているのかを確認します。
どのフォーマットを使っているのかは重要で、合っていないと実際に導入した後に使えない状況に陥ってしまいます。
自社の目的に合ったものを厳選して契約しましょう。
自社で使用するフォーマットで出力できるか
自社で使っているフォーマットを調べ、一般的なcsv・エクセル・PDFかもしくはまた別のものを使用しているのか見ておきましょう。
そして、お試しなどがあれば、まずは無料で自社のフォーマットで使えるかどうか調べます。
ほかにも、あまり安い契約だと膨大なデータをいざ処理しようと思ったら、まったくできないことも考えられます。
高価になればデータ処理能力は高くなりますが、自社の予算と相談しながら合うものを契約しましょう。
セキュリティ対策は万全か
今の時代、データを悪用しようとする人もいますので、セキュリティ対策がされているシステムかどうかチェックしましょう。
多少費用が高くても、しっかりとしたセキュリティを使用しているシステムは安心です。
万が一情報漏洩でトラブルが起きてしまってからでは、もっと大変な目に遭ってしまいます。
操作権限、アクセス制限、ログ管理があるかチェックしましょう。
インボイス制度への対応
2023年10月からインボイス制度が始まりますが、万が一対応していないシステムを選んでしまったら大変です。
インボイス制度は自社と取引先両方に関係してきますので、必ず対応しているものを選びましょう。
インボイス制度に関する記事はこちら
電子帳票システムなら『建築業向け管理システム アイピア』
まとめ
建築業ではさまざまな業務があり、特に帳票では煩雑な業務が多いため、電子帳票システムを導入すると楽になります。
導入する際に費用はかかりますが、長期的に見るとコストは削減できます。
さらに、ほかにもさまざまなメリットがあり、効率的です。
自社に合う電子帳票システムを選ぶのが一番ですので、無料のお試しなども行いピッタリなものを選びましょう。
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