実行予算作成ソフトとは?建築業向けおすすめシステム5選

実行予算作成ソフトとは?建築業向けおすすめシステム5選

工事や会社の利益を握る実行予算の作成に戸惑っていませんか。
工事前に精度の高い実行予算を作成しないと、利益が圧迫されるおそれもあります。
実行予算の作成には熟練の知識や経験即なども求められるなど、精度の高い作成ができないケースも少なくありません。
そこで、利用したい実行予算作成ソフトとはどのようなものなのかを解説していきます。
建築業向けおすすめシステム5選と選び方のポイントもご紹介します。

実行予算とは

実行予算とは実際の工事でどのくらいの費用がかかるかを、工事前にあらかじめ見積もる予算のことです。
施主に提案した見積書の金額や実際の契約における請負金額と、実行予算の差額がその工事における予定された利益になります。

実行予算の目的

実行予算は社内の内部資料的な役割を果たします。
基本的に顧客に見せるものではありません。
工事を依頼する顧客には見積書を提示しますが、これはあくまでも、顧客から得る代金の総額です。
そこから費用を控除することで、その工事における利益が把握できます。

顧客が支払う代金のうち、いくらが費用で、いくらが利益かを求めるための予算となります。
工事ごとに費用がいくらかかるかを計算するのが実行予算です。
予定利益を把握することで、採算割れを防ぐことが可能です。
もっとも、実際に工事が完成すると実行予算における予定利益と、実際の完工利益に差が出ることも少なくありません。
実際の利益が予定利益を上回れば良いですが、下回った場合は問題です。

工事完成後には、必ず予定利益と完工利益を比較、原因を分析することで、その後のPDCAサイクルを回すことができます。
PDCAサイクルを回すことで、工事担当者の実行予算を立てるスキルを向上させていくことができます。
実行予算を立てる責任を明確にし、管理能力を向上させていけるので、人材育成の側面からも重要です。

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作成方法

実行予算は工事にかかる直接工事費、共通仮設費、現場管理費、一般管理費のその内訳項目をどんどん積み上げる形で計算します。
簡単な方法では表計算ソフトなどを用いて、計算をしているのではないでしょうか。
自社で数式を組み込んだオリジナルのフォーマットで、計算をしているケースが多いかもしれません。
計算式に間違いがなければ、各項目を入力するだけで計算ができます。

もっとも、建築業では民間工事と公共工事、元請工事と下請け工事、直接施工と外注施工などさまざまな工事形態があります。
工事の種類や請負形態により、実行予算の組み方も変わるので、それに合わせてエクセルを使いこなすのは大変な作業です。
この点、建築業向けの実行予算のソフトウェアを使えば、あらかじめ想定されたパターンや専用の機能が搭載されているので、スピーディーに計算ができます。

おすすめの実行予算ができるソフト5選

おすすめの実行予算ができるソフト5選をご紹介します。
それぞれの特徴や費用などを確認し、自社が求めるものがあるか検討してみましょう。
ソフトウェアは利用できる環境が異なるので、自社のパソコンの環境などを確認しながら利用できるかもチェックすることも必要です。

MOOBIUS for Cloud 実行予算システム

MOOBIUS for Cloud 実行予算システム は、クラウド型の実行システムです。積算データをもとに作成するため、設計書の内容を1から実行予算に積み上げるのに比べ、迅速に作成が可能です。

特 徴

  • 積算データをもとに実行予算を自動作成
  • エクセルデータの簡単貼り付けから自動作成可能
  • インターネット環境があれば離れた場所でも簡単に情報共有
  • 外注先など取引先の状況も一目で把握
  • 工法に応じたテンプレート
  • 独自の数量・歩掛構成に自動変換
費用 要見積もり
無料体験版 記載なし
提供形態 Windows10以上

Profit予算

Profit予算は、工務店や建築・建設業向けの実行予算管理ソフトです。表計算ソフトのような自由度の高い入力シートになっているため操作が簡単です。

特 徴

  • スムーズな注文書発行や支払査定で利益とリスクを見える化
  • 社内の複数工事を集計レポートする機能
  • 全社的な予算・利益管理や経理部門へのデータ連携が可能
費用 要見積もり
無料体験版 記載なし
提供形態 ソフトウェア

見積ソフトMtWin

見積書作成 MtWinは、複雑で行数の多い建設工事業の見積書を作成するためのソフトウェアです。無料のネット講習会も随時開催しています。

特 徴

  • 実行予算・基準見積・提出見積3種類の単価構成
  • 蓄積された以前の見積書の洗練された流用
  • 見積金額調整機能
  • 歩掛り機能
  • 代価表機能
  • 複数の見積書を同時編集
費用 年間ライセンス16,500円
USBパッケージ63,800円
ワンインストールライセンス59,400円
無料体験版 あり
提供形態 ソフトウェア

実行予算初作成ソフト「ミノル3」

実行予算書作成ソフト「ミノル3」は、土木施工向けのソフトウェアです。同シリーズには、日経管理ソフトや出来高管理ソフトもありそれぞれインポート可能です。

特 徴

  • 選択リストからマウスで選択するだけで簡単作成
  • 作業内容ごとに労務・機械・材料などの代価要素と歩掛を関連付けできる
  • 作業内容を選択すると同時に代価要素すらも自動入力
  • 入力画面をそのまま印刷して帳票化
費用 パッケージ版は25,300円/1ライセンス
ダウンロード版は22,000 円/1ライセンス
無料体験版 あり
提供形態 ソフトウェア

実行予算初作成システム「実行予算Light」

実行予算書作成システム「実行予算 Light」は、建築業向けのソフトウェアです。比較的安価で導入を検討しやすい価格になっています。

特 徴

  • 見積データから実行予算データを自動作成
  • 実行予算明細ごとに原価要素(材料・労務・外注・経費など)を紐づける
  • 外部システムへ容易なデータ連動
  • 見やすい出力帳票
費用 1ライセンス 年間11,000円
無料体験版 あり
提供形態 ソフトウェア

ソフトの選び方のポイント

自社に合った実行予算ソフトを選ぶには、どのような点がポイントでしょうか。
ソフトの選び方の主なポイントとして、粗利の比較が可能か、各部署との情報の連携が可能かが挙げられます。
それぞれのポイントを見ていきましょう。

POINT

粗利の比較が可能か

実行予算を組むことが重要であり、かつ精度が求められるのは、工事における利益が出るかどうかが重要になるからです。
実行予算で予定利益が出たからといって、実際に工事を終えた時点で利益が確定するとは限りません。
場合によっては予定利益より小さくなることや最悪の場合、赤字ということもあります。

とある現場担当者が実行予算を担当すると、毎回赤字を出しているといった状態になれば、会社の利益も圧迫します。
工事完成後に予定利益と実際の粗利の比較を行い、何に問題があったのかを検証し、次回の実行予算に反映させていけるようにすることが大切です。

その意味でも、粗利の比較ができることは重要です。
ほかの工事や複数の工事の粗利を比較し合えるなど、検証機能や分析機能も搭載されているものを選びましょう。

POINT

各部署との情報の連携が可能か

現場担当者レベルで利用するだけでなく、上司や施工管理者、経理部門や財務部門、経営層なども情報をリアルタイムで確認ができることやデータを連携できると便利です。
実行予算は会社の利益と深く関わるものなので、全社的な運用ができるのがベストです。
基幹業務などの外部システムへ、実行予算データを容易に連動できるなど、自社で運用している既存システムなどと連携ができるかも確認しましょう。

実行予算作成なら建築業向け業務管理システム『アイピア』

建築業向け(リフォーム・工務店)管理システム アイピア

アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。

まとめ

実行予算とは工事にどのくらいの費用がかかるのか、あらかじめ見積もるものです。
実行予算の目的は工事における利益を把握することにあります。
利益が出ないと経営を圧迫するため、実行予算を計算しての予定利益は精度が高くないといけません。
作成方法としてはエクセルを利用するケースも多いですが、専用のソフトウェアを使えばスムーズにでき、経験が浅い方でも精度の高い実行予算を組みやすくなります。
ソフトの選び方のポイントは粗利の比較が可能か、各部署との情報の連携が可能かです。
工事完成後の実際の利益と比較し、次回の実行予算作成に活かすことや全社的な活用ができると便利です。


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