内装工事を行う際の見積もりは複雑で、すべて人の手だけで行うのは大変です。
少しでも業務を効率的に進めたいと思っているのであれば、内装工事向け見積ソフトを使いましょう。
効率的に業務を進めるうえでは、パフォーマンスが良く、自社で使いやすいと感じるソフトを選ぶのも重要です。
こちらの記事では、内装工事見積ソフトを利用するメリットやおすすめのソフト、選び方について詳しく解説していきます。
内装工事とは
内装工事とは、建物の内側を整える工事を言います。
外壁など外側に出ている部分以外の建物枠組みや壁、塗装などすべてが入ります。
建物を仕上げるためにはさまざまな工程がありますが、内装は特に種類が豊富です。
建物には天井や壁、床などがありますが、この中に入っている軽鉄工事も行います。
地震などで簡単に壊れないよう、設計図通り軽鉄を入れて建物の骨組みを造ります。
柱と同じように建物を支える役割もあるため、重要部分です。
ほかにも、天井や壁を丈夫なものにするため、石膏ボードなどを張っていくボード工事もあります。
美しい壁に仕上げるために、クロスも欠かせません。
気泡などが入らないよう慎重に行っていきます。
漆喰などの自然素材を使用する左官工事や、ドアやふすまなどの建具家具、収納などに使う家具工事まで行うのが内装工事の仕事です。
内装工事に関する記事はこちら
内装工事の見積ソフトのメリット
内装工事は多岐にわたり、見積書の作成も複雑になりやすいです。
ここからは、内装工事の見積ソフトを使うメリットについて紹介していきます。
正確な見積もりが短時間でできる
内装工事の見積もりを行う際、似たような内容を何回も入力しなければならないケースもあります。
現場が違う場合でも、建築工事で利用する項目はほとんど同じような場合も多いです。
忙しくてさまざまな業務を行わなければいけないにもかかわらず、繰り返し入力をしなければならないとなると、時間の無駄にも感じてしまうでしょう。
見積ソフトを使えば、何回も入力しなくて良いうえに、自社に使いやすい設定にもできます。
人偽的なミスのない、正確な見積もりを短時間で作成することが可能です。
これまで見積もり作成に使っていた時間を、ほかの重要な業務へ利用できます。
原価と見積価格の比較が容易
利益が出るか確かめるためには、原価と見積価格が必要です。
ただし、原価が変更されるケースもあります。
内装工事向けの見積ソフトを使っていれば、原価が変わったとしてもすぐに反映します。
誰が見てもすぐに原価が変わったことを確認できて便利です。
さらに、利益率を設定しておけば、原価に対してどのくらいの金額になれば利益が取れるのか見積額をすぐに計算してくれます。
時間をかけずに見積額を算出することができ、見積業務が大幅に効率化します。
エクセルでも可能ではありますが、雛形を変更しなければならないなど手間がかかります。
比べて見積ソフトは、手間暇がかかりません。
何人かで画面を確認する場合でも、すぐに最新の原価と見積価格が比較でき、効率良く仕事を進められます。
業務の効率化が図れる
内装工事向け見積ソフトには、さまざまな機能が付いています。
たとえば、過去の取引先のデータを見たい場合でも、すぐに検索できます。
どのように見積書を出していたのか過去の内容をすぐに確認できるため、業務の効率化を図ることが可能です。
集計なども簡単にできますので、手作業の時には時間がかかっていた作業を効率的に行えます。
今まで手が回らなかった業務まで進めるようになり、自社の売上にも影響を与えるようになるでしょう。
見積に関する記事はこちら
おすすめ内装工事向け見積ソフト4選
ここからは、内装工事にピッタリな見積ソフトについて紹介していきます。
自社でどういった機能が欲しいのか考えながら、ベストな内装工事向け見積ソフトを選びましょう。
アイピア
アイピアはさまざまな機能が充実していて、内装工事の見積時に大活躍します。
導入後も丁寧なサポートがあり、操作研修もあるため安心です。
特徴
- クラウドツールだからどこからでも利用でき、コストも削減できる
- パソコンだけでなくスマートフォンにも対応でサクサク使える
- 進歩状況や書類、ファイルも一元化してすぐに確認可能
- あまりパソコンが得意ではない方でも使いこなせる
提供形態 | クラウド型 |
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価格 | ・ライト:初期導入費用 120,000円、最低月額利用料金 10,000円 ・ベーシック:初期導入費用 420,000円、最低月額利用料金 20,000円 ・プロフェッショナル:初期導入費用 510,000円、最低月額利用料金 30,000円 |
体験版の有無 | あり |
It’s 積算部長Ⅱ
It’s 積算部長Ⅱは、積算専門のスタッフが培ったノウハウが詰まったソフトで、使いやすいのが特徴です。
拾い落としや重複防止ができる便利な見積ソフトです。
特徴
- 積算範囲がハッキリわかるため使いやすい
- 必要なものが揃った初期マスタデータが充実しているだけでなく、自社で使いやすいように追加も可能
- 作成データを後から修正するのも容易にできる
提供形態 | お問い合わせ |
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価格 | お問い合わせ |
体験版の有無 | お問い合わせ |
意匠積算システム
意匠積算システムは、直感的に使用できます。
新しいソフトのルールを覚えるのが苦手だと感じている方にも、おすすめです。
特徴
- 普段使っているような手拾いに近い状態で利用できる
- 急に使い方が変わったような違和感なく使える
- システムのルールを極力なくした凡用性の高いシステム
提供形態 | インストール型 |
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価格 | お問い合わせ |
体験版の有無 | あり(拾い書におけるデータ入力が50行までと制限あり) |
建築の電卓
建築の電卓は、素早く正確で、精度の高いシステムを利用したいと思っている方におすすめです。
部署間でもスムーズにやり取りができます。
特徴
- パソコンが苦手な方も使いやすく特殊な技術は一切必要なし
- ファイルごと簡単に管理が可能
- 不要な機能がない分見やすい
- 積算プロセスがわかりやすいため、なぜそうなったのか理解できる
提供形態 | クラウド型 |
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価格 | ・Aプラン:初期導入費 50,000円、年間 36,000円 ・Bプラン:初期導入費 80,000円、年間 64,000円 ・Cプラン:初期導入費 100,000円、年間 72,000円 ・Viewerプラン:0円 |
体験版の有無 | あり |
内装工事の見積ソフトの選び方
良さそうな内装工事の見積ソフトだと思っても、実際使ってみたら使いにくいと感じることもあるでしょう。
社内の誰もが使いやすく、業務が捗るような見積ソフトを選ぶのがコツです。
ここからは、内装工事の見積ソフトの選び方について詳しく紹介していきます。
操作性の良さ
手書きで見積書を作っていた時には、複雑な計算が多く大変だと感じていたのではないでしょうか。
計算だけでも複雑で大変ですが、そこに操作もしにくく使いにくいとなってしまったら、まったく業務の効率が上がりません。
まずは触って使ってみて、操作しやすいかどうかを確認しましょう。
レイアウトも馴染みにくく、見にくい場合は、いくつか試して自社に合うものを選ぶようにします。
設定ができる項目なども、内装工事向け見積ソフトによって変わってきます。
金額だけでなく、使いやすいかどうかをジャッジすることは重要です。
必要な機能が備わっているか
自社で欲しい機能がしっかりと備わっていて、想像通りのものか確かめる必要もあります。
特に内装工事では、規模が大きくなってくると、工事内容を階層に分けて算出したほうがわかりやすくなります。
欲しい機能が付いていないと、また改めて内装工事向け見積ソフトを検討し直さなければならず大変です。
最初から何の機能が欲しいのかハッキリさせておき、その機能が備わってるのかチェックしましょう。
サポート体制が充実しているか
どこのソフトも使いやすさにこだわってはいますが、はじめはわからない点が出てきます。
困った時に聞きたいと思っても、サポート体制がしっかりとしていないと聞くまでに時間がかかってしまいます。
丁寧で迅速なサポート体制があるのか、見ておくことも重要です。
建築業のIT化に関する記事はこちら
まとめ
内装工事の見積もりは複雑で大変なため、見積ソフトを使うと楽です。
正確な見積もりができますし、業務の効率化を容易に図れるようになります。
見積ソフトを選ぶ時には、操作性が良いか、自社にとって必要な機能が備わっていて、サポート体制が充実しているかどうかをチェックしましょう。
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業務効率化のためのソフトをお探しの方は、ぜひ一度ご検討ください。
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