建物や部屋の引き渡しの際に必要になる書類に鍵引渡書があります。
その名の通り、鍵を引き渡したことを証明する書類です。
鍵引渡書の役割や記載事項について解説します。
鍵引渡書とは
建物の引き渡しの際に鍵の引き渡しを行います。
鍵を引き渡したことを証明するための書類が鍵引渡書です。
鍵引渡書は鍵を渡す側(貸主)が鍵を受け取る側(借主)に対して発行します。
鍵引渡書の役割
鍵引渡書では、鍵の種類や本数など引き渡す鍵の情報をフォーマットに沿って記載します。
鍵の引き渡しを証明する書類を作っていないと、鍵を「受け取った、受け取っていない」などのラブルに発展します。
退去時の鍵の紛失の対応で、鍵引渡書がなければどちらの意見も証明することができません。
信頼を築くためにも鍵引渡書を作成しましょう。
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鍵引渡書の作成方法
誰が誰に何を渡したのかが分かるように、鍵引渡書では主に以下の項目を記載します。
- 鍵引渡日
- 鍵を引き渡す側の情報
- 鍵を受け取る側の情報
- 部屋番号
- 鍵番号、本数、メーカー
- 備考
鍵引渡日
鍵の引き渡し日を記載します。
鍵を作った日ではないため注意してください。
鍵を引き渡す側の情報
鍵を引き渡す側の会社名、氏名、住所、記載します。
何かあったときにすぐに連絡が取れるように電話番号やFAXなどの連絡先も必要です。
鍵を受け取る側の情報
鍵を受け取る側の氏名や住所を記載します。
鍵の明細
部屋名、鍵番号、鍵の本数、メーカーを記載します。
工事の場合には工事場所と工事名を書きます。
鍵引渡書の作成手段
鍵引渡書に書く内容は決まっているためテンプレートを持っておくと便利です。
無料で配布されているテンプレートを参考に自社に合った鍵引渡書にカスタムしていくといいでしょう。
弊社でもエクセル形式とワード形式の鍵引渡書テンプレートを配布しています。
ダウンロードし、必要事項を記載するだけで鍵引渡書が作成できます。
ご自由にご使用ください。
建築業界(リフォーム・工務店向け)の【無料で使える!】鍵引渡書エクセルテンプレート集建築業・リフォーム業向け業務管理システム『アイピア』
まとめ
「言った・言っていない」のトラブルはあらかじめ対処することで防ぐことができます。
後のトラブルに備えて引渡の証明書を作成しておくことが大事です。鍵引渡書を作成することでスムーズな鍵の引き渡しができるようにしましょう。
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