リフォームを行う際に作成する見積書には、価格の正確性が求められます。
この正確性を示す上で重要となってくるのが、リフォーム工事の単価表です。
この記事では、見積をより正確に作成する上で必要な知識やメリットを紹介していきます。
また、見積の作成に役立つ情報についてもご紹介していきます。
リフォーム工事の単価表とは
リフォーム業における単価表とは、見積書の中で各項目の単価を示すもので、代価表で使用される価格の根拠となるものです。
リフォーム工事の単価表は年度・地域によって異なります。
また、発注者によって、仕訳表や施工表などと呼ばれることもあるため、適宜使い分けましょう。
リフォーム工事の単価表のメリット
次に、リフォーム工事の単価表を作成するメリットについて紹介していきます。
リフォーム工事の単価表を作成する最大のメリットは、お客さまに安心感を与えられる点です。
単価表は、リフォーム工事の価格の根拠となります。
つまり、何に、どのくらいの価格が付けられているかがわかります。
正確な単価表を作成することが、お客様の安心と信頼に繋がるのです。
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内訳書、明細書、代価表との違い
次に、見積書を作成する上で、混同されてしまいがちな言葉の違いを明らかにしていきます。
それは、内訳書・明細書・代価表です。
この3つの違いを明確にし、より良い見積書の作成を目指しましょう。
内訳書
内訳書とは、工事の予定価格を算出したものになります。
内訳書には2種類あり、各工種の単価と数量が記載される場合と一式の金額が記載される場合があります。
明細書がある場合には、一式の金額が記載されている方になります。
明細書
明細書とは、内訳書で示した金額の内訳を記載したものです。
部材や工法だけでなく、人工といったことも記載されているので、見積りに記載されている細かな内容がわかります。
明細書で算出された合計額が内訳書における一式金額になります。
代価表
代価表とは、内訳書や明細書上で示す金額の更なる内訳になります。
具体的には、内訳書で示した施工を行う際の単位数量や、工事に要する作業日数や手間を数値化して示したものです。
施工に必要な材料費や労務費、作業費などがこれにあたります。
この代価表で使用されるリフォーム工事価格の証拠となるのが「単価表」です。
標準単価表
ここでは、見積書の中でも特に、リフォーム関する見積を作成する際のノウハウについて紹介します。
それが「標準単価表」です。
標準単価表とは、リフォーム会社で行う様々な工事の金額・原価の「標準単価」を項目ごとに保存したものです。
これを使用することで、見積を作成する際に必要な労力の削減が望めます。
「標準単価表」の詳細・作成方法については以下のリンクからご覧下さい。
【リフォーム業界向け】見積作成の効率化に「標準単価表」を!リフォーム会社の見積作成なら『建築業向け管理システム アイピア』
まとめ
今回は、リフォーム工事における単価表のメリットや関連語彙についてご紹介してきました。
単価表を理解し、正確に作成することは、見積書の精度が上がるだけでなく、お客さまの安心と信頼に繋がります。
また、正確で迅速な見積の作成に役立つ「標準単価表」についてもご紹介しました。
リフォーム業界の方は、標準単価表を運用できる見積システムを導入してみてはいかがでしょうか。
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