システムを導入する方法には「クラウド」と「オンプレミス」があります。
あまり聞きなじみのない言葉かもしれませんが、
ここを理解しているかどうかで業務の在り方がガラッと変わるものです。

一言で言えば、「データをどこで管理しているか」の差です。

オンプレミスとは

オンプレミスは、日本語でいえば「構内に」「店内に」といった意味で
設置したサーバーを通じて、データを事務所や社内で管理・運用する方法です。

元来、システム導入といえばこの方法というポピュラーなものでした。

自社内にサーバーを置く必要があるため、
「サーバーの設置費用」「運用保守の費用」が発生するうえ
「震災や火災があった場合にデータを消失するリスク」を抱えていますが
「社内の大切な情報を、社内に置ける」という安心感から
今でも一部の層から根強い支持を受けている方法ではあります。

クラウドとは

クラウドは、「雲」という言葉からきています。

データが雲のうえにある・・・わけではありませんが、
普段は管理業者の管理するサーバーなど自社とは別の場所にあって
インターネットを通じてシステムを運用する方法です。

オンプレミスと違って自社内にサーバーを置く必要がないため
サーバー設置費用や運用保守の費用を考える必要がなく
万が一震災や火災によって事務所やパソコンが損害を受けても
データを失うリスクを回避することができます。