一人当たり生産性をどう目標設定していますか?

なかなか難しい質問かもしれません。
そもそも「生産性」とは、「生産する」とは、どういう言葉なのでしょうか?

「生産する」とは売上に貢献すること

さまざまな定義がありますが、簡単にいえば
「生産する」とは、「売上に貢献する成果を上げること」です。

  • アポインターが電話でお客様のアポイントを取る
  • 営業マンがお客様とご契約を交わす
  • デザイナー・設計担当者が設計をする
  • 現場施工担当者や職人が工事を終わらせる

生産という言葉だけを見ると、「つくる」という印象が強いので
リフォーム工事を直接担当する施工担当者や契約を取る営業マンたちに
限られた話のように感じてしまいますが、業務はそれだけでは成立しません。

それぞれの担当者が、会社の売上に貢献するためにしている仕事を
「生産活動」と呼ぶのがリフォーム会社にはふさわしい表現でしょう。

かけた時間にふさわしい成果を得ているか?

リフォーム会社にとって「生産する」とは何かが分かったところで、
生産性とは何かを考えてみましょう。

一言でいえば、「生産活動」をいかに早く・手間をかけずに
終わらせているかを図る指標が生産性です。

生産性は、労働の成果÷労働投入量で考える。
例えば1件の契約を取るのにどれくらい時間をかけているか?など。

この生産性の考え方には、2つの視点があります。

  • 成果を出すために適切な時間で対応できているか?
  • 成果に繋がるための業務に時間を使えているか?

1つ目について、遅すぎる、時間がかかりすぎている場合には
担当者のスキルや、取り組む方法・仕組みが問題である可能性があります。

そもそも効率の悪い仕事のさせ方をしていないか?

2つ目について、成果に繋がるための業務(=売上に貢献する業務)に
時間が使えていない場合には、そもそも会社全体の仕組みとして
業務に取り組むための仕組みが上手く回っていないかもしれません。

生産性を高めるためには、各担当者がスキルアップするのと同時に
「成果を上げることだけに集中できる環境」を用意する必要があります。

いくら個人が頑張ってスキルアップを試みていても、
手間のかかる雑務などがたくさんある環境だと、100%の力を発揮できません。
まずは、仕事の仕組みを見直す必要があります。

  • 誰が何をどんな手順でやっているかを一度整理してみる(業務整理)
  • 二度手間になっている業務がないか確認する
  • 目的の分からない作業は思い切って止める

生産性をMAXまで高めるためのシステム導入

こういった業務整理を経ても、紙資料やFAX・手作業で回っている仕事は
上げられる効率や高められる生産性に限界があります。

紙作業や二度手間作業などをなくし、生産性を高める仕組みをつくるために
システムの導入検討は大事な通過点の1つなのです。